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九谷毛筆細字 三代田村敬星

田村敬星

田村敬星(たむらけいせい)

九谷毛筆細字 由来
毛筆細字技法は、あでやかな九谷の世界の中で九谷独自のものと発展し、清山・金星・敬星ときびしい試練のもと一世紀に亘り代々受け継がれてきました。

九谷の地では、明治の初めごろその時代の上絵職人の技術力、狩野派の上絵付の影響もあり、湯呑・盃の内側に漢詩文が書かれ始められました。
明治27年、小田清山は独自の工夫と技法で、日夜研讃に励み、湯呑の内側に細かい字を書き始めました。

明治33年には、漢詩文のみならず、謡曲・百人一首…日本古来の歌を題材として仮名書きで表現することにより、毛筆細字技法を完成させました。

明治40年代から大正期にはいると益々技術力に磨きがかかり、径三糎の洋盃の中に百人一首、湯呑の中に明治天皇御製五百首を収めた作品を発表し、神技の持主として世の中に名声を馳せ、究極の細字技法として認められるようになりました。

その後、清山を岳父とする田村金星によって受け継がれ、金星は天性の才能をめきめきと発揮し、生まれ添わった美しい正確な書体で格調の高い作品を次々に発表し、斯界の最高の地位まで達しました。
現在、毛筆細字技法は金星の孫の敬星により継承され、より一層芸術性にすぐれた作品と共に現代の雅の美を表現して行きたいと願っております。


  • 金彩百人一首香炉

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  • 百人一首兜香炉

    百人一首兜香炉

  • 般若心経香合

    般若心経香合

略歴

昭和44年 祖父金星に師事
昭和52年 日本伝統工芸展入選以来多数
昭和54年 日本陶芸展入選以来多数
昭和57年 国際工芸デザイン展記念賞受賞
昭和58年 日本工芸会正会員に認定
平成元年 伝統九谷焼工芸展大賞受賞、他受賞多数
石川県の伝統工芸展優秀賞受賞・特待者に推挙される
一水会陶芸部展 一水会会員優賞受賞・審査員就任・委員に推挙される
平成3年 一水会陶芸部審査員
平成5年 米国ワシントンDCスミソニアン・サックラー美術館収蔵
平成7年 「細字君が代茶碗」献上制作
九谷資料館にて「清山・金星・敬星 細字三人展」開催す
平成16年 一水会陶芸部常任委員に推挙される
平成17年 石川県指定無形文化財九谷焼技術資格保持者に認定される

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